シリーズ「親日国」 —インド—

皆さんは、インド人で有名な人と言えば誰を思い浮かべるでしょうか?
ガンジー、ネルー、ジンナー等が出てくると思います。
しかし、このメンバーに含まれておらずインド人に人気がある人物がいます。
その名を、スバス・チャンドラ・ボースと言います。
簡単に彼が行ったこと、とりわけ日本との関係について説明しますと、
第二次世界大戦中、インドはイギリスの植民地となっており、
その時の独立運動をガンジーとともに行いました。
ガンジーは非暴力主義でしたが、ボースは武闘派とされ、
イギリスの敵、ナチスドイツに亡命しイギリス軍と戦ったり
していましたが、その後、日本に助けを求めました。
日本軍はボースのインドに手を差し伸べ、共にイギリスと無謀な戦いを
始めました。その戦いはインパール作戦と呼ばれ惨敗だったそうです。
そして日本軍も総崩れ敗戦となったわけですが、
この時の、記憶が現在もインド人には残っていると言われています。
また、日本人がインド人に対して親しみを持つエピソードとして、
第二次大戦の戦争犯罪について日本に罪があるなら、戦勝国も裁くべきと
唯一発言したのが、インド人のパール判事であったそうです。