注文の少ない料理店【妄想小話(笑)】

俺は大食いでは敵なし、世界中の大食い大会で優勝を総ナメ、
大盛り食堂つぶしの異名を持つ男だ。
医者には大食いを辞めるよう言われているが、残念ながら生きがいが食うことなのでね(笑)
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そんなある日、一通の挑戦状が届いた。
「当店は、あなた様を必ず満足させられる自信があります。
 料理は注文を受けすぐに。ものの数秒でございます。
 かならず、あなたの食欲を消させていただきます。
 この挑戦をお受けいただければ、代金は頂きません。
                    レストランhitokui」
挑戦状!これに俺は弱いんだ。負けず嫌いな性格も災いし一度も大食いで負けたことはない。
早速だが、指定された日時にそのレストランへ向かった。
それは山奥の不気味な場所にあった。
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なんだか不気味だなぁ。俺は入るのを躊躇していた。
その時、ある奴が、俺のもらった挑戦状と同じ封筒を持って、その不気味なレストランに入っていった。
奴と言うのは、俺のライバルであり親友。体調を崩し大食いからは足を払ったって言っていた。
俺に対しても、大食いを辞めるように、きつく忠告してきたが、俺はもう大食い病なのさ。
そういう奴だが、やっぱり奴も俺と同じ、大食いは辞めれないようだな。
あいつの満足気な顔を拝んでからでも遅くはなかろう。
俺はレストランの窓から食事の様子をこっそり覗くことにした。
そっその時である。
親友「ぎゃーーーーーー。辞めてくれ俺なんか、まずいぞー。」
コック「お前は食い過ぎた。そんな奴は私が料理してくれるわ”。
    手紙に書いてあったろう。お前の食欲は無くなったろう。そして調理も、ものの数秒だ!
    俺は、太った奴が大好物でな。今日はお前ともう一人肥えた男を呼んであるんだぞ。
    わっはっは(笑)」
その時、コックの視線がこっちに向きそうになり、俺は恐怖に怯えその場から逃げ去った。
親友には悪いが、俺だって食われたくない。
それにしても、宮沢賢治バリな料理店が現実にあるとはなぁ…。
その出来事の後というもの、毎晩悪夢にうなされ、食欲も尽き、ついに入院することになった。
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そうして、数カ月が過ぎ、
ある日、見舞いに来てくれた人がいた。
俺「おっ、お前、生きてたのか!」
そう、レストランで食べられたはずの親友が、突然俺の目の前に現れたんだ。
親友「すっかり、食欲も無くなって、ダイエットできたんじゃないか?
   あのレストランの出来事は、お前のために仕組んだんだよ。
   あのままではお前の命も危なかったんだ。そう思ってやったことだ。許しておくれ。」
その後、あいつのお陰で、俺は大食いを辞めることができたんだ。
一生あいつには頭を上げることは出来ないな(笑)
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必ず数秒で料理を出す店があったらなぁと妄想していたら、「注文の多い料理店」と大食いのイメージが混ざってこんな失笑話に…(笑)
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注文の少ない料理店【妄想小話(笑)】」への4件のフィードバック

  1. お~・・・友情のお話として締めくくられるとは意外な結末!さすがキース先生ですな。

  2. 洋子しゃんへお褒めに預かり光栄でございます(笑)そうだね、締めを考えるのが一番楽しいかもね!

  3. こんばんは☆ええー、予想外の展開ですー。ここまで自分のことを考えてくれるお友だちなんて、そうそういるものではないですよね~。大切にしなくちゃ!あ、でも、私がそのお友だちだったら、「こいつは自分を見捨てて…」って、ひねくれちゃうかも(笑)

  4. Misaりんへ予想外っと思ってくれると嬉しいよー!そうなんだよねー!親友なら助けるだろう!この話の弱い部分によく気付かれました!さすが編集長(笑)

 

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